三種混合(DPT)は、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種類のワクチンが混合された予防接種です。
病原体となるジフテリア菌と破傷風菌を無毒化して作ったトキソイドと、百日ぜきの病原体から免疫成分だけを取り出した不活化ワクチンを混ぜ合わせたものとなっています。
ジフテリアは日本では患者があまりいませんが、近隣の国では流行が認められている病気で、発症すると高熱や喉の痛みが起こります。重症化すると呼吸困難に陥り、神経麻痺や心筋炎になることもあります。
百日ぜきは、咳が長い期間に渡って起こる病気で、生後間もない赤ちゃんが罹ると呼吸困難になりやすいとされています。
破傷風は、痙攣が起こる病気で、傷口に土中にいる破傷風菌が入り込んで発症する死亡率も高い感染症です。
ワクチンの接種時期は、生後3ヵ月~1歳で、間隔を空けながら皮下注射を3回受けます。
トキソイドは免疫効果の高いワクチンですが、百日ぜきは抗体のできにくいワクチンですので、しっかりと免疫機能を作るために、予防接種の回数が多くなっています。
三種混合の副反応は、注射後に赤くなる、腫れるなどですが、比較的軽くてすみ、アレルギー反応もあまり起こらないとされています。
接種は左右の腕に交互に行い、終わった後は5分ほどもむと、赤みや腫れができるのを防ぐことができます。
