BCGは、結核を防ぐ目的で行われます。
予防接種のおかげで、かつては国民病と呼ばれていた結核も発症者が激減したとされていましたが、近年になって流行することも増え、依然として予防が重要な感染症です。
<結核の症状>
結核は、発熱やしつこい咳が見られます。また、病気が進むと、吐血や呼吸困難といった症状も現れます。抵抗力の少ない乳幼児が感染すると、結核性髄膜炎になることもあります。重症化した場合は死亡することもあり、感染力が高い病気であることから、対策は重要です。
<ワクチンの接種方法>
以前、BCGはツベルクリン反応検査で陰性だと判明した場合のみ接種していましたが、現在では直接BCGを接種する方法に変わっています。
生後6ヵ月未満から接種を始められ、生後3ヵ月頃から受け始めるとよいでしょう。
予防接種は管針法で行われ、スタンプ状の器具を上腕に押しつけて接種します。
<接種後の経過>
BCGの接種後は、湿疹のような赤いポツポツができます。膿がでることもありますが、4週間ほどで戻ります。
生ワクチン(弱毒化した菌を体内に入れることで免疫を作り上げる仕組み)のため、時には発熱や発疹といった症状がでる場合もあります。
また、ただれが起きたり、膿がひどく化膿したり、わきの下のリンパ腺が腫れたりといった副反応もあります。
これらの症状が出た場合には、医師の診察を必ず受けるようにしましょう。
